鰓過呼吸

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【ゲーム感想:バディミッションBOND】いやぁ、バディって本当にいいもんですね

この記事に含まれるもの:バディミッションBONDのネタバレなし感想

 

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ダイレクトで紹介された時から気になっていた本作!先日クリアしました。めっちゃくちゃ面白かったです!!!

まだ回収できていないサイドエピソードもいくつかありますが、本筋は全て見られたので、レビューを書いていきます。

 

バディミッションBOND(以下バディミ)は、警察官のルーク、大怪盗アーロン、忍者のモクマ、詐欺師のチェズレイの4人が、ショービジネスの聖地「ミカグラ島」で、犯罪組織「DISCARD」を暴くべくチームを組み、捜査・潜入に活躍するアドベンチャーです。

4人=チームBONDにはそれぞれ一筋縄では行かない複雑な事情や過去があり、一癖も二癖もある個性的な面々です。そんな彼らがDISCARDとの戦いを通して、いかに最高のチームになっていくかが丁寧に描かれていきます。

マッドラットデッドでバディものを完全に弱点にされた自覚があったので、タイトルで既に「バディ」って入っている本作を遊ぶのは沼落ちしそうでかなり怖かったのですが、どちらかと言えばチームとしての熱い友情がプッシュされてる感じで……、

……嘘です。ルーク&アーロンバディとチェズレイ&モクマさんバディの関係性がそれぞれ違う方向にやばすぎて、クリアする頃にはセリフのスクショ何百枚も溜まってました…はい。

それはさておきゲームシステムの説明です。 

 

本作はデジタルコミック風に描かれるシナリオ進行場面と、捜査、潜入の3つの要素で進んでいきます。

シナリオを読み進めていくと時々HERO CHOICEという3択問題に挑むことになります。

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大体一つはふざけた選択肢なのも面白い

見事正解すると右上にあるHEROゲージが増加し、逆に間違えると減少してしまいます。ミッション終了時点でHEROゲージが高い状態をキープできていれば、高評価を得ることができます。

本作にはメインシナリオ以外にも豊富なサブストーリーがあり、解放条件にはメインシナリオを高評価でクリアする、というものが多くあるため、正解を重ねていくのが重要になります。

シナリオ部分はフルボイス!起用されている声優さんは実力ある人たちばかりで、皆素晴らしい熱演ぶりです。

 

ミッションによっては無い場合もありますが、章頭シナリオを進めた後は、目的地へ潜入するための捜査をすることになります。4人の中から捜査に向かうバディを選び、出発するのですが、その時のマップはすごろくのようになっていて、行動できる数が決まっています。

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4人の中から自由な組み合わせでバディを選ぶ。SDキャラがものすごくカワイイ

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足跡のマークが行動力ゲージ。この数だけ移動できる

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大事な聞き込み担当者選び

しらみつぶしに調査していけばいいわけではなく、各捜査スポットの説明書きを頼りに4人の中で誰が捜査に当たるべきかを推理することが必要になってきます。正しい人選で捜査をすることが出来れば、潜入に必要な情報を得ることができます。

重要な情報は捜査手帳に都度自動で記録される他、今後必要になる情報はテキスト中でオレンジ色で示してくれるので、よく覚えておけば捜査に役立ちますよ!

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4人の中でネクタイをしめているのは…?

 

現地捜査で十分に必要な情報を集めたら、いざ目的地へ潜入!ここでもまたどのバディで潜入するかを選ぶことになります。

ルートによっては特定のキャラがいないと解けない仕掛けがあったり、特定のバディで潜入することで解放されるサイドエピソードもあるので、ここもしっかり選ぶ必要があります。

ただ私はチェズレイが1番好きなのでついついチェズレイを選んじゃってましたが…😌

 

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チェズレイの潜入服大好き 正面から見えるポニテは最高

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扉絵風のミッションスタートスチルもかっこいい!

潜入時は、捜査で集めた情報を基に仕掛けを解いて、正しい道を進んでいきます。時々敵とのバトルが起きる時も…?

見事潜入の目的を達成できれば、ミッションコンプリートとなります。

 

以上がバディミの主な流れです。ここからは私の主観多めの感想になります。

まず、最初に本作の紹介を見たときに、逆転裁判のような捜査して、推理して、謎を解く、そんなアドベンチャーゲームを想像していたのですが、実際プレイしてみると、シナリオ:捜査・潜入の割合は6:4くらいに感じました。

それくらい、シナリオを読み進める比重の大きいゲームだと思います。捜査自体もヒントが程よく配置されているので、難易度としても易しめです。適度に「お、わかったぞ!」と達成感を味わわせてくれる感じです。

とにかく捜査しまくりたい!難局で正解を推理したい!ということだけを目的にプレイすると、ちょっと面食らってしまうかもしれません。2つ目のミッションまでプレイできる大ボリュームの体験版も、ボイスを全て最後まで聞いているとゲーム開始から実際に捜査に移るまで40分くらいかかるので…。

ただその分、鮮やかな伏線の回収、予想を裏切る展開の連続でシナリオの出来は非の打ち所がないくらい、素晴らしいクオリティです。先が気になりすぎてどんどん進めてしまいます…!

推理や謎解きをするアドベンチャーゲームというより、サウンドノベルビジュアルノベルに捜査・潜入という要素がくっついている、と考えた方がイメージしやすいかもしれません。

終盤の怒涛の展開が熱すぎて本当に鳥肌ものだったので、ぜひネタバレを踏む前に自分の目で確かめてほしい…!と思います。発売元が任天堂なので2本でお得チケットも使えてお得ですよ!!!

面白い話が読めるアドベンチャーゲームがやりたい!という人に間違いなくオススメのゲームです。